高千穂峡は、宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井にある五ヶ瀬川にかかる峡谷です。
五ヶ瀬川が長い年月をかけて侵食してできた渓谷で、国の名勝及び天然記念物に指定されています。高千穂峡の魅力は、なんといってもその雄大な自然景観です。
高さ80mから100mの断崖絶壁が約7kmにわたって続き、その迫力に圧倒されます。
特に、真名井の滝は日本の滝百選にも選ばれている名瀑で、その美しさは必見です。
また、高千穂峡は「九州最強のパワースポット」として知られており、神話「天孫降臨」の舞台としても有名です。
天岩戸神社や高千穂神社など、神話ゆかりの地を訪ねて、日本の神話の世界を体感してみるのもおすすめです。
高千穂峡を観光するなら、遊覧船がおすすめです。
遊覧船に乗って、迫力満点の断崖絶壁や真名井の滝を間近から眺めることができます。
その他にも、高千穂峡周辺には、地元の食材を使った美味しい料理を楽しめるレストランや、温泉でゆっくりと疲れを癒せる宿などがあります。
都会の喧騒を離れて、心も体もリフレッシュしたい方におすすめの場所です。
この「高千穂峡」周辺には、観光に便利なホテルや旅館も多いです。
この記事では、「高千穂峡」の見どころや特徴、アクセス方法などをまとめてみました。
また、観光に便利なおすすめホテル・旅館などもご紹介しますので参考にしてくださいね。
「高千穂峡」の特徴とは?
高千穂峡は、宮崎県北西部にある景勝地です。
国の特別名勝にも指定されており、柱状節理と呼ばれる岩肌が特徴的な渓谷です。
柱状節理とは、火山の噴火によって流れ出した溶岩が冷えて固まる際に、規則的に割れ目が入ることで形成されるものです。
高千穂峡では、高さ約80メートルから100メートルの断崖絶壁が約7キロメートルにわたって続いており、その壮大な景観は見る者を圧倒します。
高千穂峡のもう一つの特徴は、神秘的な雰囲気です。
深い渓谷には太陽光がほとんど差し込まないので、遊歩道を歩いているとひんやりとした空気が感じられます。
また、渓谷には大小さまざまな滝があり、その水音が静寂に響き渡るのです。
このような神秘的な雰囲気は、古くから人々に畏敬の念を抱かせ、高千穂峡が神話の舞台となった理由の一つとも言われているのです。
高千穂峡は、自然の雄大さと神秘さを同時に感じることができる場所なんです。
都会の喧騒から離れて、ゆっくりと自然と触れ合いたい方にはおすすめの観光スポットです。
「高千穂峡」での観光名所は?
この「高千穂峡」で見るべき観光名所はいくつかありますが、特におすすめなのが、「真名井の滝」、「天岩戸神社」と「高千穂神社」です。
真名井の滝
真名井の滝は、宮崎県北西部にある高千穂峡最大の滝です。
落差は17メートルで、日本の滝百選にも選ばれています。
真名井の滝の特徴は以下のとおりです。
1.直瀑である: 真名井の滝は、水が岩肌を垂直に落下する直瀑です。
直瀑は、力強くダイナミックな 印象を与えます。
2.水量が豊富: 真名井の滝は、水量が豊富です。
水量が多い滝は、迫力満点です。
3.周辺の景観: 真名井の滝は、高千穂峡の奥まった場所にあります。
周囲は緑豊かな自然に囲まれているので、滝の景観を一層美しく引き立てているのです。
真名井の滝は、高千穂峡の中でも特に人気の高い観光スポットです。
遊歩道から眺めることもできますが、貸しボートに乗って滝壺近くまで行くこともできます。
滝壺近くから見上げる真名井の滝は、自然の力強さを感じられて迫力満点です。
マイナスイオンを浴びて、リフレッシュしたい方にはおすすめの観光スポットです。
真名井の滝へのアクセス
真名井の滝は、高千穂峡の中央にあります。
高千穂峡遊歩道を約20分ほど歩くと、真名井の滝に到着します。
高千穂峡へは、JR九州日南線の高千穂駅からバスで約20分です。
車では、東九州自動車道高千穂ICから約10分です。
天野岩戸神社
天岩戸神社は、宮崎県西臼杵郡高千穂町にある神社です。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)が岩戸に隠れられたとされる天岩戸(あまのいわと)を御神体として祀っています。
天岩戸神社の特徴は以下のとおりです。
1.天岩戸を御神体としている: 天岩戸神社は、天照大御神が岩戸に隠れられたとされる天岩戸を御神 体としている点が特徴です。
天岩戸は、洞窟の奥にあり、直接拝観することはできませんが、拝殿から遠く隔たったところから拝む、遥拝をすることができます。
2.神秘的な雰囲気: 天岩戸神社は、深い森の中にあるので、非常に神秘的な雰囲気があります。
天岩戸の周辺には、八百万(やおよろず)の神々が集まったとされる天安河原(あまのやすかわら)など、神話ゆかりのスポットも数多くあります。
3.パワースポットとして人気: 天岩戸神社は、パワースポットとしても人気があります。
天岩戸の御神体から発せられる強いエネルギーは、開運や厄除けのご利益があるとされています。
天岩戸神社は、日本の神話にゆかりのある、非常に重要な神社です。
神秘的な雰囲気の中で、日本の神話の世界を体感したい方におすすめの観光スポットです。
天岩戸神社へのアクセス
天岩戸神社は、高千穂峡から徒歩約10分のところにあります。高千穂峡へは、JR九州日南線の高千穂駅からバスで約20分です。車では、東九州自動車道高千穂ICから約10分です。
高千穂神社
高千穂神社は、宮崎県西臼杵郡高千穂町にある神社です。瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)と木花咲耶姫(このはなさくやひめ)を主祭神とし、高千穂皇神(たかちほすめがみ)と十社大明神(としゃだいみょうじん)を配祀しています。
高千穂神社の特徴
1.高千穂の神話にゆかりのある神社: 高千穂神社は、高千穂の神話にゆかりのある神社です。
瓊瓊杵尊と木花咲耶姫が降臨したとされる高千穂峰の麓に鎮座しており、古くから人々の信仰を集めてきました。
2.縁結びの神様として有名: 高千穂神社は、縁結びの神様として有名です。
境内には、夫婦杉と呼ばれる二本の杉があり、この杉の周りを三周回ると良縁に恵まれるといわれています。
3.国宝や重要文化財を所蔵: 高千穂神社は、国宝や重要文化財を数多く所蔵しています。
本殿は、国の重要文化財に指定されており、江戸時代の建築様式をよく残しています。
高千穂神社へのアクセス
高千穂神社は、高千穂峡から徒歩約10分のところにあります。高千穂峡へは、JR九州日南線の高千穂駅からバスで約20分です。車では、東九州自動車道高千穂ICから約10分です。
高千穂神社は、日本の神話にゆかりのある、歴史と伝統のある神社です。
縁結びのご利益を求めて、多くの人が訪れる人気の観光スポットです。
「高千穂峡」へのアクセス!
この「高千穂峡」に行くには、電車、バス、自動車を利用する方法があります。それぞれの行き方をご紹介します。
「高千穂峡」へ電車・バスで行く場合
博多駅から→九州新幹線・熊本駅(約1時間30分)→特急バスあそ号/たかちほ号(約3時間:1日1本限定なので要予約)→高千穂町
鹿児島中央駅から→九州新幹線・熊本駅(約45分)→特急バスあそ号/たかちほ号(約3時間:1日1本限定なので要予約)→高千穂町
宮崎駅から→JR(特急)・延岡駅(約1時間)→路線バス(約1時間30分)→高千穂町
大分駅から→JR(特急)・延岡駅(約2時間)→路線バス(約1時間30分)→高千穂町
「高千穂峡」へ自動車で行く場合
福岡ICから→高速道・嘉島JCT(約1時間30分)→九州中央線・山都中島西IC(約10分)→国道445号・山都町(約15分)→国道218号・高千穂町(約50分)
福岡ICから→高速道・熊本IC(約1時間15分)→国道57号・大津町(約30分)→新阿蘇大橋経由・高森町(約20分)→国道325号・高千穂町(約50分)
福岡ICから→高速道・松橋IC(約1時間30分)→国道218号・高千穂町(約1時間30分)
宮崎ICから→高速道・清武JCT(約15分)→高速道・延岡JCT(約40分)→高速道・蔵田(約10分)→国道218号・高千穂町(約40分)
大分ICから→高速道・佐伯IC(約1時間15分)→高速道・延岡JCT(約40分)→高速道・蔵田(約10分)→国道218号・高千穂町(約40分)
湯布院温泉から→やまなみハイウェイ/県道11号(約2時間30分)→高千穂町
黒川温泉から→県道11号・国道325号(約1時間30分)→高千穂町
鹿児島ICから→高速道・えびのJCT(約50分)→高速道・松橋IC(約1時間)→国道218号・高千穂町(約1時間30分)
「高千穂峡」周辺のおすすめホテル
「高千穂峡」の周辺には、素敵なホテルや旅館が幾つかありますので、ご紹介しますね。
ソレスト高千穂ホテル
この「ソレスト高千穂ホテル」は、宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1261-1にあります。
全室禁煙で、目的や人数に応じて4タイプのお部屋を選べます。
外の景色がよく見える大きな窓が設置されている浴室のビューバス付のお部屋もあります。
一番の特徴は立地の良さです。高千穂神社、高千穂峡にも近いので、観光に便利です。*
このホテルの紹介記事はこちら>>「ソレスト高千穂ホテル」の夕食は郷土料理!お部屋の様子や温泉・食事・アクセス情報をご紹介!
民宿 天和(てんほう)
この「民宿 天和(てんほう)」は、宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸76-8にある民宿です。お部屋のタイプは4種類で、館内にお風呂がないので、天岩戸の湯の入浴券が付くのがお風呂代わりになります。
一番の特徴は、経営者の方が高千穂峡の事についていろいろと教えてくれるので、観光や地元のこぼれ話など知ることができます。館内は掃除が行き届いて清潔感にあふれています。
歴史や神話に興味のある方におすすめの宿です。
高千穂の旅の宿は民宿はいかが?「民宿 天和(てんほう)」のお部屋や食事、アクセスをご紹介!
ホテル高千穂
この「ホテル高千穂」は、宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1037-4にあるホテルです。
食事なしのプランでは、徒歩圏内のお食事処、地元食材の居酒屋さんをご紹介してくれるので、地元のお料理を味わい方におススメです。
また、徒歩3分の高千穂神社はいつでも開門しているので、早朝参拝ができます。
早朝の清々しい空気の中、刻々と変化する空の色を感じながらたくさんのパワーをもらっちゃいましょう。
「宮崎牛」の精肉セットを旅行後に自宅にお届けするプランもあります。
日本一と評判の宮崎牛のお土産付きです。
このホテルの紹介記事はこちら>>宮崎県高千穂町の「ホテル高千穂」のお部屋は?夕食がすごい!と評判!
「高千穂峡」のまとめ
「高千穂峡」は、神々が住む里と知られています。
深い緑に包まれた山々、澄んだ空気、そして神秘的な雰囲気漂う高千穂峡は、まるで神話の世界に入り込んだような感覚を味わえる場所です。
国の名勝や天然記念物の指定を受けていて、“柱状節理”と呼ばれる、自然によって作られた五角形や六角形の柱状の割れ目を見ることができます。
遊覧船に乗って、迫り来る柱状節理の断崖絶壁を眺めれば、その圧倒的なスケールに息を呑むかもしれません。
夏季は午後10時まで滝周辺がライトアップされ幻想的な雰囲気を出しているのも見ものですね。
天岩戸神社や高千穂神社など、古事記や日本書紀にも登場する神話ゆかりの地訪ねて、遊歩道散策や森林浴などを楽しんでみてはいかがでしょうか?
この記事では高千穂峡と周辺のおすすめホテル情報をご紹介しました。
高千穂峡を訪れるのは、ベストシーズンの春(4月~5月)と秋(10月~11月)がおススメです。
春は、新緑が美しく、生命力あふれる景色を楽しむことができます。
また、秋は、紅葉が鮮やかに色づき、渓谷全体が錦秋の装いになります。
夏は、緑が濃くなり、マイナスイオンを浴びながら涼を感じることができます。
でも、台風シーズンでもあるので、天候には注意が必要です。
冬は、雪景色が美しく、静寂に包まれた高千穂峡を味わうことができますが、遊覧船は運休になる場合があるので、事前に確認が必要です。
高千穂峡は、どの季節に行ってもそれぞれの魅力を楽しむことができます。
ぜひ高千穂峡を訪れて、神話の世界にひたってみてくださいね!
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